母子手帳ラジオ 第2話
お産を、こわいものにしないで
出産の心構え
富樫裕美・ろん(児童発達/たどりみち母子手帳) · 2026年7月30日 · 3:17
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この回の内容(全文)
ろん:おはようございます。お家できらりの、ろんです。
ろん:きらりの成長を見守る母子手帳を作っている、もと公務員保育士です。
ろん:新潟の家から、宮城と大阪のきらり保育園とつながって働いています。
ろん:きょうは、出産の心構えのお話です。
ろん:お産って、こわい話ばっかり集まりがちですけど。きょうは、逆から行きます。
ろん:出産って、どういうものだと思っていますか。
ろん:痛いもの。こわいもの。そういう話のほうが、先に耳に入ってきますよね。
ろん:……うちは、逆だったんです。
ろん:母が、よく言っていました。
ろん:お産なんて、そんなに痛くもないし、こわくもなかったよ。簡単に産んだよ、って。
ろん:子どものころから、ずっとです。
ろん:だから私も、お産ってそういうものだと思って育ちました。
ろん:ところが、いざ自分が産むとなって、調べてみたんですね。
ろん:そうしたら、出てくる出てくる。マイナスな話が。
ろん:鼻からスイカが出るくらい痛いよ。気絶して叫んじゃった。
ろん:周りで産んだ方たちに聞いても、そんなに痛いのか、と。
ろん:だんだん、こわくなっていきました。
ろん:お産は、人それぞれ違います。
ろん:だから、痛かったという話も、こわかったという話も。
ろん:その人が通った道だと思うんです。否定はしません。
ろん:……ただ。そういうものばかり入れていくと。
ろん:本当に、そういうお産になってしまう気がして。
ろん:だって赤ちゃんは、十月十日お腹の中で過ごして。
ろん:やっと外の世界に出てきてくれるんですよ。
ろん:こんなに幸せな瞬間、ほかにありますか。
ろん:ふたりで力を合わせて、この地球に命をひとつ迎える日です。
ろん:それをこわいで迎えるのは、もったいないなあ、と思うんです。
ろん:生まれてきてくれて、ありがとう。一緒に頑張ろうね。
ろん:あなたが出てこられるように、お母さんも頑張るね。
ろん:そう思って、その日を迎えるのか。
ろん:えー、やだな。こわいな。そう思って、迎えるのか。
ろん:どっちのお産が、あとで心に残ると思いますか。
ろん:……最近、こんなことも思うんです。
ろん:母は、本当に平気だったのかな、って。
ろん:もし本当は痛かったとしても。
ろん:私にこわいと思わせたくなかったのかもしれません。
ろん:どっちだったとしても、私に届いたものは同じでした。
ろん:お産は、こわいものじゃない。そう思って、大人になれたんです。
ろん:捉え方って、人から人へ、手渡せるものなんですね。
ろん:きょう見てほしいのは。
ろん:自分が、お産をどういうものだと思っているか、です。
ろん:こわいが先に来ていたら、それは検索が作ったイメージかもしれません。
ろん:書き換える時間は、まだたっぷりありますよ。
ろん:それでは、きょうも。笑顔で、いってらっしゃい。
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