ゆきんこ社長の発達ラジオ 第2話
からだは、食べたものでできている
おやつを、選び直した話
遠藤由希・ゆきんこ先生(発達ナビ監修/きらり保育園グループ代表) · 2026年8月10日 · 5:43
登録なしで聴けます。
この回の内容(全文)
おはようございます。お家できらり、「きらりの発達ナビ」の時間です。
きらり保育園代表の遠藤由希と申します。保育士です。
現在、宮城に5園、大阪に1園、6つの保育園と、小児訪問看護ステーションを運営しています。
私はこれまで10年間、0歳から2歳の子どもたちの育ちを、保育の現場で毎日見てきました。
詳しいプロフィールは、画面の上のプロフ欄からご覧くださいね。
前回は、発達の育みのお話をしました。発達の速さよりも、順番が大切だというお話です。
きょうは、その大事な柱の中の、食べ物についてお話させてください。
おうちのごはんの時間を、思い浮かべてみてください。
せっかく作ったのに、なかなか食べてくれない。
きのうは食べたにんじんが、きょうはそっとお皿の外に出されている。
気がつくと、ごはん粒が床にも髪の毛にもついている。
そういう日、ありませんか。
そんな日は、ちょっとだけ、きらり保育園をのぞいてみてください。
お昼まえのお部屋です。
給食のにおいがしてきて、子どもたちがそわそわしはじめます。
小さな机に、小さな椅子。エプロンをつけた子どもたちが並んで座ります。
もりもり食べる子がいます。なかなか手が進まない子もいます。
きのうもりもり食べていた子が、きょうはじっとお皿を見つめている。そんな日もあります。
毎日たくさんの子どもたちの食事を見ていますが、本当に、一人ひとり違うのです。
でも、その「食べない」の向こうに、理由がかくれていることもあります。
私たちはこれまで、子どもたちが喜んでくれるものを、安心して食べてもらえるものを、私たちなりに考えて選んできました。
それなのに、知らなかったことがあったのです。
10年、保育をやってきた私たちが、です。
たとえば、おやつです。
午後、お昼寝から起きた子どもたちが楽しみにしている時間です。
その机に並べていたのは、白砂糖の入ったおやつや、精製塩と呼ばれるお塩が入ったおせんべいでした。
どれもスーパーで普通に売られていて、私たちも何気なく手に取っていたものです。
子どもたちは喜んでいました。大好きな味ですから。
でも、食や身体のことを深く学ぶうちに、気づきました。
当たり前と思っていたものの中にも、知らなかったことがたくさんあったのです。
普通に売られている食品の中にも、食べ方や内容によっては、食べたあとの血糖値が大きく上がったり下がったりしやすいものがある。
血糖値は、からだの中の糖のこと。血液の中にある、体を動かすエネルギーになる糖の量のことです。
糖を摂りすぎたり、摂り方次第で血糖値が乱高下し、癇癪に繋がったりしていくことに気づきました。
そして毎日の食事は、身体をつくるだけではありません。
子どもたちの体調や集中、健やかな成長と発達を考えるうえでも、大切です。
普通に売られているものだから。子どもが喜んで食べてくれるから。
その先にある身体への影響までは、詳しく知る機会がなかったのです。
学べば学ぶほど、何を食べるか、何を選ぶかを、もう少し丁寧に考えてみようと思うようになりました。
食べ物も、おやつも、添加物の影響というのは、脳の神経と、腸の状態に、大きく関わってきます。
それを踏まえて、おうちだけでやってくださいね、というのではなく、園でできることを最大限に取り組んであげたい。
そう思って、給食とおやつの根本的な見直しを、数年前から行うことにしました。
だからこそ、知ったときから、怖がるのではなく、できることからすぐに選び直しました。
それは、それまでの食を否定するということではありません。
より深く知ったからこそ、今できるより良い選択へ変えていく、ということです。
そしてこれは、頑張りましょう、というお話でもありません。
お仕事をしながら子育てをする毎日は、本当に目まぐるしいものです。
毎食すべて手作りして、食材も調味料も全部吟味して。そんなことが難しい日だって、もちろんあります。
私も子育てしていて、ママの気持ち、良く分かります。
だから私は、これを食べてはいけないとか、お母さんがもっと頑張らなきゃ、という話をしたいわけではありません。
もし、きょうおやつをひとつ買うことがあったら、袋の裏の原材料のところを見てみてください。
きらり保育園も、そこから始めました。
また次回は、この学びの中で出会った「腸と脳のつながり」、腸の状態は、脳の働きや気分とも関係しています、というお話です。
それでは、きょうも。笑顔で、いってらっしゃい。
紙芝居









